還元率(RTP) とは

RTPと呼ばれているいわゆる還元率は、ゲームがプレイヤーに戻す率を平均パーセンテージで示すものです。ゲームのRTPが96%の場合、ゲームに賭けられた100円のうち平均96円がプレイヤーに返されていることを意味します。マルタライセンスのオンラインカジノでは法律によりカジノで提供するすべてのゲームの最低RTPは92%です。ビデオスロットは通常95〜97%の範囲、テーブルゲームは99%のRTPを超えるものもあります。

このRTPは単なる平均であり、必ずしも各お客様は賭け金の95〜97%の還元を受け取ることを意味するわけではありません。たとえば、プレイヤーAは1,000円の賭け金で1,920円を獲得し、プレイヤーBは1,000円の賭け金を全て失ったとします。プレイヤーAとBの合計勝利額は1,920円で、合計賭け金は2,000円です。この場合の平均RTPは96%(192/200 = 0,96)となります。95〜97%というRTPは、すべてのお客様の平均利益です。

ちなみに参考までに日本の宝くじやパチンコなど公営のギャンブルの還元率についてみてみましょう。宝くじ:45.7% 競艇:74.8% 競輪:75.0% オートレース:74.8% 競馬:74.1%などでパチンコでも80%とも言われてますがパチンコの場合正月など多客期には40%まで落としているようです。一つの特徴としては場所代 光熱費 人件費 などの固定費や維持費がかかることです。オンラインカジノは、その運営に当たって実店舗を構えていません。「オンライン」で完結するギャンブルだからです。そのため、家賃や水道光熱費、人件費といったような様々なコスト(固定費・維持費)を大きく削減してお客様に還元することができるのです。また公営ギャンブルに関しては宝くじは大半が税収として自治体の公共工事などに使われる他、パチンコ屋の場合円滑な運営のために警察OBを多数受け入れなければなりません。また競馬競艇なども各省庁の外郭団体が運営していて官僚OBを雇わなければいけないため、高齢でありそれなりの地位を与えるためにその分高い給与を支払わなければなりません。日本のギャンブルとオンラインカジノの還元率の差の一つには天下り役人を雇うか雇わないかという差があるのではないでしょうか?